今年が日本書紀編纂1300年ということで始まった、名物講師Y先生の企画ツアー、今回はその5回目として日帰り出雲へ

※前回はこちら
三重・倭姫命遺跡→上之郷の石神→伊雑宮→伊勢神宮内宮~はじめての日本書紀1

…って…。
そう、新型コロナの影響で、この第1弾を最後に、まる4ヶ月あまりの間全ツアーは中止に
なので、参加するんは2回目やけど、「日本書紀」シリーズとしては5回目という、何とも時の流れを感じさせることに(笑)
(ちなみに、中止になった2~4回目については、今冬以降改めて催行予定…今度こそ行けますように…(^_^))

ともあれ、長距離故運転手さんも2人体制で、途中運良く雲が切れて顔を覗かせた伯耆富士・大山を車窓から眺め…

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SAで仕入れたお弁当を車中でいただき…

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道の駅湯の川で無事Y先生とも合流し、地元から休憩含め約5時間あまりかかって、最初の訪問地、「荒神谷遺跡」に到着(*^。^*)

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一帯は公園として整備され、季節柄古代ハスが咲き乱れる気持ちの良い空間で…

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地元の方達の憩いの場に

σ(^_^)達も束の間その景色を楽しみつつ歩いて、目的地の発掘現場に到着(*^。^*)

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残念ながら、現在保護工事が行われていて、出土現場はブルーシートの下やったけど、かつてここから大量の青銅器が発掘されたことにより、それまで神話の世界だと思われていた「古代出雲王国」が、急激に現実味を帯びてきたという、まさにロマン溢れる場所

Y先生によると、そもそもこの世紀の大発見は、現地で須恵器の欠片が発見されたことから始まったんだそう
でもって、そこから大規模調査に至るところが、流石は出雲…意識高い系(もちろんいい意味で(笑))の土地柄だよね、と(*^。^*)

比するに、先生の故郷、大阪の石切付近にも、かつてかなりの規模の前方後円墳があったけど、全く調査せずに開発してもうたんだとか
おまけに、その時掘った土まで売ったらしいんやけど(流石は浪速商人(笑))先生がお母さんから聞いた話では、「何か、お地蔵さんがいっぱい出てきたんやって」ということだったらしく…(爆)

それホンマにお地蔵さんなんかいっもしかしたら古代石仏とか…いや、埴輪とか…と思っても、今更調べる手立てもなく…場所柄、物部氏の本拠地である可能性も高く、ひょっとすると古代史上の大発見やったかも分からんのに、全てが過去として葬られてしまったのが本当に残念ですと仰ってたよん(^◇^;)

…と、ちょい話が逸れたけど、この後「荒神谷博物館」を見学(*^。^*)

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ラッキーにも、出土した本物の銅剣(一括して国宝指定)も幾つか見ることができ、限られた時間の中にも古代出雲の風を、ほんの少しばかり感じることができた…と思うよん

続いては「八重垣神社」へ
こちらは素戔嗚尊と稲田姫が新居を構えた(笑)とされる場所に建つお宮
…もっとも、Y先生的には、別の考えを採られてるんやけど…それは本ツアー参加者だけのヒ・ミ・ツ(爆)ということで(^o^)

まずは、素戔嗚尊が稲田姫を匿ったとされる、奥の院「作久佐女の森」へお詣りし…
(写真は身隠神事が行われる夫婦杉

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縁結び占いでも有名な「鏡の池」もちらっと見学(笑)してから…

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参拝

拝殿(*^。^*)

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拝殿と御本殿(*^。^*)

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御本殿後ろから(*^。^*)

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御本殿壁画の拝観も(*^。^*)

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限られた時間ながら、摂社・末社にも全てお詣りさせていただいた

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(写真は「山神神社」…余談ながらY先生が古代の性信仰について、σ(^_^)同様(っつ~のもおこがましいけど(^^ゞ)何ら否定されるべきものではなく、当時の農耕生活と密接に結びついた真摯な願いだった、というお考えやったのに感激…マジ、興味本位で面白がる輩の多さにうんざりしてるもんで…

続いては「神魂(かもす)神社」へ

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拝殿と御本殿(*^。^*)

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御本殿(*^。^*)

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摂社・末社にもお詣り(*^。^*)

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写真中央、注連縄の場所では、氏子さん達による厳かな神事が執り行われるんだそう(*^。^*)

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この地は古代出雲の中心地だったそうで、こちらのお宮は「出雲国造(いずものくにのみやつこ)」の太祖といわれる、「雨穂日命(あめのほひみこと)」がこの地に天降って創建したと伝わるそう(^_^)
なお、現在出雲大社の宮司を務めているのはその出雲国造家の子孫で、代替わりのときの火継式(神火相続式)は、戦国時代?から明治初年まで当社で執り行われていたんだとか(*^。^*)
(それ以前と以降は、最後に伺った「熊野大社」で)

Y先生からは、国造と国司の違い(前者は地方豪族=フランチャイズ店(笑)で、後者は朝廷派遣=直営店(笑)と覚えると分かりやすいよ、と(^o^))とか、(社伝どおりだとしたら)元々この地に暮らしていた出雲国造家が、少しばかり離れた出雲大社の宮司を務めるようになったいきさつとか、それに関連して、現在の御祭神が「雨穂日命」ではなく、伊弉冊大神・伊弉諾大神なのは何故か?等々、興味深いお話しを沢山お聞きすることができたよん(^_^)v

そして最後は、出雲国一宮の「熊野大社」へ
まずは上の宮跡に参拝(^_^)

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社殿跡を示す石碑の背後は一枚岩で、磐座としての機能を果たす故に、ここにお宮が作られたんだろうとのこと、そしてその背後に続く山は御笠山と言い、山頂付近には、元宮のあった熊野山の遥拝所があるらしいんやけど、登り道が相当悪くなってるとのことで今回は上がらず(多分に時間の関係もあるかな…)

その後いよいよ下の宮である大社へ

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コロナ対策はどこも同じ
早く静まりますように…

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随神門(*^。^*)

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境内図(*^。^*)

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拝殿(*^。^*)
奥にはちらりと御本殿が(*^。^*)

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舞殿(*^。^*)

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摂社・末社へも(*^。^*)
稲田神社(^_^)

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荒神社と稲荷神社(*^。^*)

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鑽火殿(*^。^*)

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こちらが、先に書いた火継式の執り行われる場所(*^。^*)

参拝を終えて再度パチリ

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こちらでも、紀伊の熊野大社との関係については諸説あることなど、Y先生のお話を色々と伺うことができたよん(^_^)v

…ということで(*^。^*)
いゃあ~…流石は出雲、もう空気感が違う~
当日は奇跡的に曇のまま、この時期には珍しくそう暑くもなく、本当にいいお詣りができましたん
実はここ数日、湿度の高さとかエアコンの影響とかでちょい夏風邪気味で、当日も微妙に頭が痛かってんけど、きっと参拝してるうちに治るやろ(^_^)v、と根拠なく確信してたら、案の定帰り着いた時にはスッキリと
ホンマにありがたいことです(*^。^*)
(あ…当然ながら先生のお話は、もっと楽しくてためになる知識がいっぱいだったことも付け加えとく(^_^))

あと、長距離を安全に運転して下さった運転手さんたち、そしてここ数ヶ月の苦境を乗り越えての、久しぶりのツアーを仕切って下さった添乗員のKさん、お世話になりました。
感染対策にも気を遣っていただいたし…何より、どう考えても赤字だろうと思われるにも関わらず、やっとツアーが再開できた喜びと、これまでの苦難の道のりを思ってであろう、最後の挨拶時の涙には、夫共々思わずもらい泣きしてもうた(^^ゞ
超微力(^◇^;)ながら、これからも利用させていただきますねん(*^。^*)

どうか早くこのコロナ禍が静まりますように。
同様にこの大雨も収まりますように。

そして、又安心して全国を旅行できるようになった暁には、個人で出雲を含めた山陰を旅したいと思いますん
(←早くも計画立てた(爆))

なお、このツアー自体の次回は9月…いよいよ出雲大社にも参拝させていただくよん
どうか無事に催行されますように…

ではでは…今回も読んでいただいて、本当にどうもありがとうでした~(^_^)/~~

※記事内で講師先生が話された内容については、聞いたσ(^_^)が自分なりに解釈して書いているので、実際とは異なってる部分があるやも知れません(^^ゞ
その点悪しからずご了承下さいねん(^_-)-☆